脱肛の適格者
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人生の初体験は突然訪れるものである。
残酷な天使のテーゼ
私は間違っていた。
過去何度か下半身の強化に注目してきた。
昨年、頻尿・血尿・淡白のトリプルスリーを達成しました。
それに、残尿感(尿の切れが悪い)と性欲の減少が加わり、下半身の強化が急務です。
前進守備しか考えていなかった。
チームプレイにおいて捕手の存在を蔑ろにしてきた。
女房役とはよくいったものだ。
今では反省をしている。
見知らぬ、天井
平日、いつものように仕事をして、いつものように自宅へ帰る。
私には帰れる所があるんだ、こんなに嬉しい事はない。*1
美味しい手料理を食べ、お風呂に入る。
そして、いつものようにブログを書き始める。
パターン化しているいつもの晩。
パターンオレンジ平和な晩。
しかし、物語は急展開を迎える。
急にお尻から今までの人生で味わった事がないような違和感を感じる。
ほとばしる熱いパトスが、窓辺から飛び立つのを感じる。
パターン青、異常です。
私はすぐに嫁に助けを求めた。
自分では肉眼で確認ができない。
最初は断られたが、私の手に汗握る説得により確認作業をしてくれた。
『あ~ これ 出てるわ。 顔を出しているわ。』
顔と例えられたソレは何か。
勇気を出して手で触ってみる事にした。
痛くはない、プニプニしている。
『脱肛しているんじゃない?』
生まれて初めて聞く単語、脱肛。
魂のルフラン
綺麗に手を洗い、冷や汗をかきながらネットで「脱肛 治し方」を検索してみる。
出産がきっかけ!?身近だけど知られていない「脱肛」ってどんな病気? - NAVER まとめ
私は男性だ、当たり前だが出産経験はない。
しかし、参考になった。
どうやらさほど特殊な病気ではないらしく、高齢・力仕事・排便の時に強くいきむ習慣などで起こりえるらしい。
高齢・力仕事・排便の時にいきむ。
全てに当てはまり納得せざるを得ない。
初期症状の治し方は至って簡単だ。
幸いにもガーゼとワセリンは常備してある。
私は強く願った。
私に還りなさい、生まれる前に。
ワセリンを付けたガーゼを人差し指につけて、軽く脱肛部分を押してみた。
痛くはない、そのまま押せれるだけ押してみた。
奇跡は起きた、脱肛部分は本来の大地へと還っていった。
若干違和感はあるものの、このまま寝ることにした。
戸惑いがあったが、心のどこかで余裕があった。
明日になれば頼りになる同僚と会える。
1ヶ月前にこの件で手術をした同僚を知っていたからである。
男の戦い
翌日、緊急ミーティングを行った。
テーマは違和感が残ったままの脱肛部分をどうするか。
まずは同僚の貴重な過去体験を改めて聞くことにした。
要約すると、
- 押せば戻る症状が3年ほど続いた
- 定期的に軟膏薬を塗っていた
- 半年ほど前から痛みが伴ってきた
- 肛門科へ行って診断の結果、うっ血しているので手術をする事になった
- 患者は老若男女問わず、恥ずかしくはない
- 約7万円、2泊3日で退院した
- 手術後、大便をする際に痛みを伴った
- 現在は良好
同僚は肛門科へ行く事を勧めてきたが、私には抵抗があった。
それならばと、CMで有名な、
これを勧めてきた。
いつでも相談相手になるから安心してくれと言われ、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになった。
私と同僚は仕事仲間の枠を超え、脱肛友達となった。
今後、同僚の事を脱っ友と呼ぶことにする。
ちなみに、事前に用意しておいたコーヒーを渡そうとしたら、コーヒーは嫌いだと言われたので自分で飲んだ、その後すぐに便意を催して、強くいきまない便ができたことを書き残す。
会社の帰りに薬局へ寄り、1200円ほどのボラギノールを購入し、自宅でお風呂上りにボラギノールの効果を試してみた。
さすがに初回なので何も効果を感じられないが、精神的な安心感は得られたので今後も続けたいが、1日3回患部に塗ると書いてあって、昼間会社でどうやって塗ろうかと考えている。
Fly Me To The Moon
ボラギノールと脱っ友、2つの武器で終わりなき戦いへ挑む。
月より築地でお寿司を食べたい。
しばらく私は、脱肛ブロガーとして活動を続けていくことを誓う。
そして、暴走モードに突入する危険性もあるので、無理をしない判断をすることも誓う。
次回、ヘヤー、まごころで脱毛。
この次もサービス サービスぅ。
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*1:これはガンダムだった