「劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」をアラフォーおっさんが語る
スポンサーリンク
CITY HUNTER信者の私が高貴なレビューという形でなく、思い出に浸りながら語るだけの記事内容となっております。
いや~観てきましたよ映画館で。映画館まで行くのは「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」以来ですわ。私は信者なのであえて辛口コメントばかりになるけど、最大のネタバレだけど、いつも通りのCITY HUNTERだから、私みたいな信者以外の人は映画館まで観に行く必要はないかなって思うわけです。じゃ~どれぐらいの信者力の人なら適してるかというと、「変態仮面」や「西郷どん」で有名な鈴木亮平さんぐらいな勢いが必要ですね。
初日の初回に。
— 鈴木亮平 (@ryoheiheisuzuki) 2019年2月8日
あの頃憧れたこの街で。
ああ、涙が出るよ。
笑いと同じくらい。
あんたら二人、やっぱり素敵だよ。
ありがとう、シティーハンター。#二人でシティーハンター pic.twitter.com/mNgg8m9FoV
そんなわけで、出来るだけ早く観に行こうと思ったんだけど風邪をひいてしまい、映画館の狭い空間でバイオテロをするわけにもいかないので、素直に治ってから行きましたとさ。
まず信者として気になるのは、シティーハンターには槇村香がお亡くなりになる世界線を認めるか認めないか。ようするに荒れに荒れた「AngelHeart」を認めるかが一つのポイントなんだけど、この映画の世界というか時間軸は、漫画やアニメの最終話までいってない世界の話。理由は後で書くね。原作者の北条司さんはこの映画に何も携わっていないけど、舞台挨拶に出演してるし、私としては「ドラゴンボールGT」も「恥知らずのパープルヘイズ」も正史として認める方針なので、当然「AngelHeart」の槇村香がお亡くなりになる世界に続くのだと勝手に解釈してガッカリしたわ。香のウェディングドレス姿が公開前から話題になってたから、交通事故死を逃れた世界、ようするに漫画やアニメの最終話後の話だと思ってたからガッカリしたわ。
シナリオとしては、美女が冴羽獠にボディーガードを依頼→途中でイケメン登場→イケメンと香が良い雰囲気になる→イケメンが「アナと雪の女王」のハンス王子みたいに豹変する→獠と香の信頼関係は崩れない→イケメン倒す→美女が2人の関係を羨ましがる→獠がキザなセリフのままゲッワイ。ほら、いつも通りでしょう。
声優陣は、事務所を冴羽商事という名前にしたぐらいCITY HUNTERに思入れがある神谷明さんを筆頭に、オリジナルメンバーをそのまま起用したのが当然だけど嬉しい。敵役の山寺宏一さんを含めいつも通りのメンバー。cat's eyesの長女、キテレツ大百科で有名な藤田淑子さんがお亡くなりになっているので、次女の戸田恵子さんがフォローしていたのが考え深かった。ちゃんとエンドロールにも藤田淑子さんの名前を載せていた…らしいんだけどわからなかったわ。チュートリアルの徳井さんをあの程度の出演で抑えたのも良いし、驚いたのがヒロイン役の飯豊まりえさんの演技が上手かった。これには杉田智和さん(出演してないけど)もニッコリですわ。
曲と共に2019年のタイムトンネルが開いてキャラ達が飛び出してくるイメージがして最高にcool。lotusとゲスト声優の女優さんの熱演がシティーハンターを2019年に再び奮起(もっこり)させていた。
— 杉田智和 (@sugitaLOV) 2019年2月15日
ところで、神谷明さんが映画出演オファーがあって1年間ほど冴羽獠の声を取り戻す為に苦労したってコメントしてたけど、ゲーム「JUMP FORCE」の収録いつだったんだろう?ケンシロウ?キン肉マン?知らないなぁ…。
音楽は、アニゲラリスナーにとってはお馴染みのLotusJuice兄貴がOPを歌い、曲終りのモッコリボイスで盛り上げて、古参信者にこれでもかと名曲を全部ブチ込んできた。Earth~木の上の方舟~だけ流れなかった気がするけど、気のせいだろうか。流れたといっても、ボーカル無し1分ぐらいばかりだったから、どう考えても古参信者向けなだけ。あと、cat's eyesがボーカル付きなんだけど、なんで英語なんだよ!ニャーニャニャニャキャッツアイ!が聞きたかったのに!色んな意味で有名な岡村靖幸さんのSUPER GIRLと、ネチっこいTKボイスのRUNNING TO HORIZONと、戦闘シーンで欠かせないFOOT STEPSだけでお腹いっぱい。
すでに何人もが指摘しているけど、シナリオの流れはいつも通りで良いんだけど、イケメン敵キャラの浅はかすぎる思考というか、新宿を戦闘区域にする意味がわからない。お前の会社事業は幅広くて当然新宿界隈に取引先多いだろ!などと考えてしまうわけです。まぁ会社が新宿になって脳波操作戦闘ドローンの電波が近くまでしか届かないのかな?それなら実戦に使えないじゃんみたいな。
時間軸の話だけど、少しマニアックになってくるけど、たしかアニメでは出てこなかった教授、そして、蜂の話から助手になって、最後にはスイーパーを廃業したミックと恋仲になった名取が出てきた。ということは、ミックが出る前の時間が今回の話かなと。そうなると3と'91の間ぐらいの話かなと。それにしてはドローンとかスマートフォンとか現代風だったけど、そんなもんは、MGS PWに比べたらどうってことないです。
獠の主人公補正とか、香のドラテクあんなに凄かったけ?とか、開始5分ですでにクライマックスとか、ツッコミどころ満載なんだけど、全部信者向けだし、私は大喜びでしたよ。あと、オリジナル声優陣の年齢的に考えて、もし次もあるとしたら、1年間隔ぐらいで新作作ってくれませんか。そこらへんも踏まえて、早くEVA最終作れよ庵野さん待たせ過ぎだわ!
で、最後の見所はエンドロール右上の過去作リメイク。これにはビックリしましたよ。具体的には、槇村秀幸死す回(1の5話)、香が操られて敵になる回(1の最終)、ウェディング回(3の10話)あと1つあった気がするけど忘れた。これもう、リメイクをもう一度最初からやってくれませんかねぇ。
そんなわけで、古参信者でまだ観てない人はいないと思うけど、もしいたら、今すぐ観に行って、頼むから次に繋げる為に映画収益増やしてやってどうぞ。頼むよマジで!次こそ香がお亡くなりにならなかった世界線の続きで、タキシードを着た獠をシティーハンターの世界で観たい。頼むよ!