神経性頻尿の私
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自覚症状が現れたのは、6年前香川県で家族と車で有名うどん屋巡りをしている時でした。
事前に有名うどん屋をいくつかカーナビに登録して、神戸県から香川県への交通手段としてフェリーを利用しようと思い、フェリーの時刻表を調べ一日で最終便に間に合うよう夕方自宅を出て、神戸県へ向かいました。
何故最終便を選んだかというと、香川県に着く時間が朝6時ぐらいで時間帯がベストな時間なのと、フェリーに乗っている間は車を運転しなくて済むので身体を休める意味もありました。
朝6時に香川県についてもやる事がないと思われるかもしれませんが、文字通りですが香川県のうどん屋の朝は早いのです。
朝の7時から開店するうどん屋が結構あるんですよね。
しかも、朝から長蛇の列なんですよ。
長蛇の列ですが、一人前のうどんの量はさほど多くないので客の回転が速く、順番待ちも苦ではありませんでした。
早朝うどんを素早く2軒ハシゴ出来た私たちは、昼時間まで香川県観光をしつつ次のうどん屋へ向かう事にしました。
住宅も店もない綺麗に舗装されていない道路を進んでいましたが、強い尿意を感じたので奇跡的に見つけたガソリンスタンドで排尿をすることにしました。
しかし、あまり尿がでませんでした。
何故なら、早朝うどん2件目を出る前に排尿は済ませていたからです。
あの尿意はなんだったのかと思いつつ、しばらく車で進んでいたらまた尿意を感じたのです。
その間15分ぐらいでしょうか。
結局、何度も排尿休憩をとりつつ美味しいうどんを堪能しつつ、と繰り返しながら自宅へ帰ってきました。
香川県に居る間に嫁から『泌尿器科行ってみたら?』と言われていたので、香川県うどん屋巡りの翌週に、人生初の泌尿器科へ行きました。
人生初の泌尿器科は土曜日の午前中にもかかわらず患者が少なく、すぐに受診してもらえました。
尿検査をした記憶が乏しくて思えていませんが、問診で『自覚症状はいつからですか?』と聞かれたので、香川県での事を話しましたが、『もっと前から自覚症状ありませんでした?』と聞かれ、よくよく考えると立ってる時は何もありませんが、椅子に座ったり、寝る時に身体を仰向けにすると排尿を済ませているのに尿意を感じる事を思い出したので、そのまま先生に報告すると、『直腸検査をするので、ベッドに寝て下さい』と言われ、直腸検査をすることになりました。
直腸診(直腸内触診、直腸指診ともいいます)とは、医師が肛門に指を挿入して調べる検査です。原始的に聞こえるかもしれませんが、比較的簡単に行うことができるうえ、がんなどの診断にも役立つ有用性の高いものです。直腸がんや直腸ポリープ、前立腺肥大、痔などの診断にも有効です。
病院の調査の基礎知識より引用
検査の結果は、『若干ですが、前立腺が肥大しているのでお薬を出しますので、毎日お薬を飲んで経過を見ますので一週間後にまた着て下さい。』と言われてお薬を貰い、毎日飲み続けました。
前立腺肥大による頻尿と診断されたわけです。
一週間後に同じ先生の元を尋ねて直腸検査をしてもらったら、『若干前立腺が肥大していただけなので、お薬の効果により正常まで戻りました。』と言われて安心しました。
確かに、お薬を飲む前と比べると椅子に座ったり仰向けになっても尿意をあまり感じなくなりました。
しかし、完全に尿意がなくなったわけではなかったので先生にその事を尋ねたら、『膀胱に尿が溜まっていなくても尿意を感じる神経性頻尿になっており、一生付き合っていく覚悟が必要かもしれない』と言われました。
症状は頻尿だけで、失禁(しっきん)はみられません。頻尿も睡眠中はないのが特徴です。
誘因である情緒不安定が慢性化すると、勤務中や授業中、電車やバスの乗車中などに、強い尿意に悩まされます。これが日常生活に支障が出るほどになると、治療の対象となります。
家庭医学館の解説より引用
「一生付き合っていく覚悟」の印象が強く、神経性頻尿を悪化させているような気がしないでもないですが、前立腺肥大による頻尿の頃よりはだいぶ楽になったのは事実なので、上手に付き合っていくしかないですね。
正直、今でも長時間トイレに行けない場面が不安です。
高速道路の渋滞や、馴染みのない土地へ行く時など。
それでも私はまだ軽度の方だと思いますのでさほど気にならない生活ができますが、お悩みの方はまず泌尿器科へ行って下さい。
人生初の泌尿器科は内科と比べて敷居が高く思えましたが、実際はそんな敷居なんてありませんでした。
その5年半後、もう一度泌尿器科へ行く事にはなるとは・・・。
健康診断で血尿2+の診断が出たので泌尿器科に再びお世話になる話はまた後日します。